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異なったウィンドコンディションの3日間
109名のセーラーが千葉県銚子で熱戦を展開 |
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●第26回全日本シーホッパー級ヨット選手権大会 |
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●第10回全日本シーホッパー級SRヨット選手権大会 |
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●第1回シーホッパー級/SRマスタークラスオープンヨット選手権大会 |
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●日時:2000年11月3日(金)〜5日(日)
●会場:千葉県銚子市/銚子マリーナ |
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●11月3日(金)〜5日(日)の3日間にわたり、千葉県銚子市の銚子
マリーナにおいて『第26回全日本シーホッパー級ヨット選手権大会』、 『第10回全日本シーホッパー級SRヨット選手権大会』および『第1回
シーホッパー級/SRマスタークラスオープンヨット選手権大会』が開催 され、北は北海道から南は九州までシーホッパー級に55名、シーホッ
パー級SRに54名の計109名が参加し7レース中6レースを消化した。 今回の大会ではさらに40歳以上のセーラーのために「第1回シーホ
ッパー級/SRマスタークラス」も同時に開催され、資格を持つ14名が シーホッパー級よりエントリーされた。
●レース会場となった千葉県銚子市の銚子マリーナは、海に面した断崖
絶壁が延々10kmにわたって続いている屏風ケ浦と黒潮本流が洗う関東 最東端の地・犬吠埼の間に位置しており、夏は涼しく冬暖かい海洋性気候。
1月でも平均気温が5.8度と過ごしやすく、11月にレースをするセーラ ー達にとってはありがたい環境といえる。
● また、屏風ケ浦一帯は、北風が吹いたときの周辺海域を航行する本船
の避難港としても指定されており、波の荒い場所と思われがちな犬吠埼 周辺の中でも波穏やかな場所を言われていたが、初日は曇りで風速7〜
9m/sと強風のためスタート時刻は午後14:33分で1レースを消化し たのみ。2日目は天候に恵まれ6.3〜8.3m/sとやや強めではあるものの
走りやすかったと思われたが、近くを通る本船と外海が原因と見られる 銚子沖特有の大きなうねりの中での3レースとなった。3日目は、うね
りは残っているものの、うって変わって風のない穏やかな海面で2レー スを消化した。 |
●大会期間中は、曇り〜晴天、強風もあれば風待ちでスタート延期があ
りと、さまざまなコンディションの中でのレースとなった。
●レースコースは5つのマークプイを周回するオリンピックトラベゾイ
ドコースが採用され、初日に1レース、2日目に3レース、3日目に2 レースの計6レースが行われた。
● 55艇が参加したシーホッパー級は、連覇を狙う永井喜彰が初日、2日
目の2レース目とトップを取り、勢いに乗って独走かと思われたが、続 く3、4レース目でトップを取った九州支部、唐津フリートの松井選手
が2位に着け、最終日のレース次第では逆転も可能な範囲に迫った。「最 終日はカットレースが入ると点差がほとんどないことに気づき、精神的に
厳しい中でのレースをした。特に風が落ちてうねりが入る海面で集中 力を保つのに苦労しました」と語ってくれた永井選手がいう通り、最終
日の海面は軽風〜無風、さらに南東からの大きなうねりで船が揺らされ る中でのセーリングに多くの選手が戸惑っていたようだった。
「今回去年と違い十分な準備をせずにレースに挑んだので、2連覇 にはそれほどこだわらずに自分自身ベストを尽くすセーリングを心がけ
ていた」という永井選手が、吹き下ろしの風と大きなうねりを制し、1- 1-2-2-4-1と安定した走りで2連覇した。 |
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