SR優勝:浜名湖 松永至央
報告に先立ち コロナ下での難しい状況の中、開催・運営をしていただきましたホッパー協会、三ヶ日青年の家及び静岡県連・地元関係者の方々に深く感謝いたします。
2~3mの安定しない風の中、予定通り6レース消化できたことに、個人成績はさておき私を含め参加者の皆さんも満足されたと思います。今回は、今大会で印象に特に残った2点に関してご報告をいたします。
先ずは浜名湖全日本のハイライト礫(つぶて)島回航レースについてです。 日頃慣れ親しんでいる地元浜名湖セーラーとしましては礫(つぶて)島回航レースだけは地の利を生かしそれなりの結果を残したいと入れ込んでおりました。スタートは直前に南西の風から北に代わり、全艇リーチングでのスタート。私は上からのフレッシュウィンドをつかみたく一番本部船寄りでまずまずのスタート。
最初のカオスは、第一マークのSTD勢の回航でした。ほとんど全艇が微風の中同時に回ることになり“ダメー!”の声と共に①マークでぐちゃぐちゃに。その後ろに続くSR北林さんは空いていたマーク寄りをきれいにパス、私もその後に続き上目の位置をキープしながらSTD・SRが混じりながら一路礫に。
当初右手陸側が有利でしたが礫近くで全艇無風地帯に突入、ここが第二のカオス。結局下側の島よりの艇から風を拾い他の止まっている艇をしり目に島を回航、私は結局STD・SRごっちゃの下位集団でなんとか回航。
すると今度は前に回った集団が、島の南のブランケットにはまり止まっているではありませんか。ここが第3のカオス。冷静に考えれば、大回りすべきでしたが、まだまだ悟りを開けない煩悩の塊のジジーはここで色気をだし最短の内回りの作戦に。しかし、これが地獄で気がつけば、私だけが取り残され、一緒にいた、三保佐野さん、琵琶湖北林さんもはるか彼方に。運営艇から注意を受けるし陸に上がれば皆になじられましたが、これもヨットレースの楽しみとして後悔はあまりしていないジジーです。いつものレースと違い変化に富んだスリル(座礁ポイント”九冨ロック”あり)とサスペンスとギャンブルに満ちたレースです。
あともう一つは、そうです浜名湖でのレースのもう一つのハイライト、お馴染みの蜂須賀さん(ウナギのあおいや)提供のウナギのかば焼き争奪大じゃんけん大会です。浜名湖でのレースは、湖上の戦いが終わった後に、また重要な一戦が控えているのです。他の大会でもそうですが、私 じゃんけんはほとんど1回戦負け。次回こそは、セーリングスキルの向上と共にじゃんけんスキルも上げて望みたいと思います。ちなみに今回の憧れの“蒲焼杯”の覇者は、琵琶湖 杉浦さん、浜名湖 細田さん 運営の遠藤さんでした。これを持ち帰えればレースの優勝カップの何倍も家庭の平和に貢献すると思います。
最後に、子育ても終わり、ローンも終わり、親の介護も終わり、私の終わりを意識しつつ、再度セーリングをはじめて10年になりますが、コロナ下でも、浜名湖爺の仲間に恵まれ、週3回の3密のない湖上のセーリングにいそしむ身です、今後ともよろしくお願いします。