2018全日本(4/28-29 高知県香南市)

2018.3.11 大会WEBサイトを公開しました。

会場最寄りの宿「海のやどしおや宿」の空室が無くなりそうなため、4/28の以下の部屋を押さえてあります。希望者は直接海のやどしおや宿さんへ電話をしてください。
・8畳和室―4人部屋  2部屋
・大広間―20人部屋  1部屋
電話の際シーホッパー全日本参加者と伝え、朝食等の希望も伝えてください。

レース公示(リンク修正済)
龍馬カップレース公示
龍馬カップ参加申込書
龍馬カップ添付資料

三保ミッドウィンター2018レースレポート

富士山をバックに2004年から始まった本大会も今年で15年目を迎えました。

15年も続いているのは、全国各地が凍える1月に、ぽかぽか陽気で海水温度も高く、更に世界遺産の富士の霊峰を眺めながらレースを楽しめるアットホームな大会だからでしょう。

東海大学海洋水族館の大水槽今年も峰に雪を着飾った霊峰富士はクリアに見えましたし、東海大学海洋水族館の大水槽前でのパーティー、風待ちでのお汁粉サービス、最終日にはうどんサービスと参加者のハートを魅了したのではないでしょうか。

そして、表彰式での毎年恒例のビック景品のジャンケン大会も盛り上がりました。

老いも若きも、レーサーも運営スタッフも楽しめる大会であったかと思います。

毎年、工夫を重ねておりますので、2019年もお楽しみあれ!です。

レースレポートでしたね、レクレーションレポートになってしまいました。

大会は、4クラス、総勢42艇の参加により、4レース(カット無し)が取り行われました。

モスには弱めの微軽風軽微風でのシリーズとなり、モスの皆さんには少々大変でしたが、優勝者はさすがのメンバーでした。

シーホッパークラスは杉山武靖さん、SRクラスは小林紫帆さん(ラジアル)、モスクラスは後藤浩紀さん、OPは高橋果乃子さん、海をこよなく愛する方々でした。

シフティーななか、コツコツとブローを拾いながら、そして大きなシフトを把握しながらのレースの組み立ては、皆のお手本となったでしょう。

小さな海面なのでその様な熟練者のセーリングを近くで見れるのも本大会の魅力ですね。

優勝された4名の方、そしてマスターズ優勝の浅井一省さん(シーホッパークラス)、渕上渡さん(SRクラス)もおめでとうございます。

また来年、お待ちしていますのでお仲間とともにご参加願います!

written by 三保フリートキャプテン:金田裕孝

ライフジャケットの着用義務化拡大

ライフジャケット着用義務化国土交通省は関係法令を改正し、平成30年2月からすべての小型船舶の乗船者にライフジャケットの着用を義務化します。着用するライフジャケットは国の型式認定品(桜マーク品)に限りますが、私たちディンギーセイラーには以下の適用除外があります。

  • ディンギーは法律で言う小型船舶に当たらないから型式認定品のライフジャケットを着用する必要がない。
  • 従来通りJSAFが定める浮力があるライフジャケットの着用義務は帆走指示書による。

更にJSAFの働きかけで次のような内容も盛り込まれました。

  • JSAF加盟団体が主催するレースでは、運営艇(小型船舶)の乗船者も型式認定品のライフジャケットを着用しなくてもよい。従来通りJSAF規定の浮力があるライフジャケット着用でOK。

国土交通省ホームページ

追伸
上記画像をクリックすると確認できますが、モデルの方が着用しているライフジャケットの右側にボンベ以外にも何かが入っているように見えますが、何でしょうかね?コメントはこちらへ。

2018年度会員登録の受付開始

会員登録申込書来年度の全日本は高知県香南市で4月末に開催される龍馬カップの中で実施します。

例年より早い時期の開催となりますので、会員登録の受付を今月(30年1月)から開始します。1~2月中に会員登録を済ませようとお考えの方の中には登録料(大幅値下げ1,000円または500円)を3月から開始されるJSAF会員登録時にJSAF登録料と合算してカード決済したいという希望があると思います。

そのような場合は、当協会の会員登録だけを先に済ませていただき、登録料の支払いは3月以降のJSAF登録時で結構ですので、早期登録をよろしくお願いします。

登録申込フォーム

1987年HELM誌8-9月号(Vol.4)

今回の「浜名湖フリートはナゼ強い?」でHELMの記事紹介は最後です。記事を要約すると以下の3点になります。

  • 湖でうねりが無く、冬は安定した北西風が吹き1年中練習できる。
  • 各クラブ単位の練習が毎週行われている。
  • 小松一憲氏や高橋幸吉氏と言ったトップレーサーのセーリングに取り組む姿勢が好影響を与えた。

確かに浜名湖はいい環境が揃っていましたね。他にも遠州人の持つ「やらまいか精神」も影響しているかもしれませんね。
※やらまいか=一緒にやろう やろうじゃないか

1987年HELM誌8-9月号(Vol.3)

シーホッパーの設計コンセプト今回はシーホッパーの設計コンセプトです。記事は「開発の背景」と「設計目標」に分かれており前者として次の3点です。

  • シーホッパー誕生の昭和48年当時ヤマハは1人乗りで大人向けの艇が未開発
  • 1人で始められることからセーリング愛好者増大に効果有り
  • 当時レーザーが米国で20ヶ月間に4,500隻売れた

次に後者として、次の8点が挙げられています。

  • 軽く可搬性が有り、ローコストで性能の良い艇
  • ルールを厳格にしないよう均一に製造できる設計仕様とする
  • 日本の夏の弱い風を考慮してセールエリアをできるだけ大きくする
  • 復元力を確保するため、最大幅を大きめにする
  • マストはYAMAHA-9で実績のある3本差し込み式を発展させた4本継ぎとする
  • センター、ラダーは耐久性向上と均質化のためFRP製とする(当時は木製が主流)
  • 安全性のため、アンカー、パドルの収納場所を設ける
  • 価格は30万円以下であること

また、普及のためにはしっかりした活動組織が必要との認識から、レースはYSA(YAMAHA SAILING ASSOCIATION)により運営するという内容になっています。

ここからは私見になります。
YSAが設立されて以降、その運営がシーホッパー協会に引き継がれるまでの間、ビルダーの大きなバックアップ(財政的にはもちろんのこと、登録受付などの協会事務をヤマハが担っていた)のもとで協会は運営されていました。

この頃は全日本選手権の前日に支部長会議が開催され、協会役員、ヤマハ社員、ヤマハボート取扱店スタッフが会議に参加し、活動報告・計画、決算、次年度予算等を決めていました。そのような中、YSAが無くなりヤマハが協会運営に振り向ける社員を削減していくと、組織としてのもろさが露呈し、全・東・西日本大会の開催場所さえなかなか決められない状況になりました。

更に国体種目から外れ登録会員も激減した今、シーホッパー関係者には危機感しかないと思います。ですがこの状況を再生のチャンスと捉えて、多くの人に手や口を出していただければ、シーホッパーをレース以外でも楽しめるクラスにして行けると思っています。

そのためには是非選手総会に参加し問題提起をしたり、ホームページにコメントを投稿するなどして当協会に知恵をお貸し下さい。老若男女、春夏秋冬いつでもウェルカムです。

斉藤昌則

1987年HELM誌8-9月号(Vol.2)

弥久保さん・渡辺克巳さんHELM8-9月号は前述のようにテクニック&チューニング編となっており、テクニック編は小池哲生さんが乗艇位置やハイクアウト動作などを解説しています。

チューニング編では6人のトップセーラーの紹介とチューニングデータを風域別に掲載していますが、その6人は小池哲生さん(浜名湖JFPF)、坂本安宏さん(浜名湖F)、鈴木正秀さん(浜名湖F)、松下隆一さん(大津F)、弥久保金恵さん(浜名湖F)、渡辺克巳さん(三保F)です。

上の写真(クリックで大)はその中の2人の紹介記事(御両名から掲載了解済)です。30年前ですから当然若い!個人的に弥久保さんのバックに写っている女性?が気になります。渡辺さんは現役セーラーでありつつ初代チーフメジャラーも努められ、計測員養成講習の講師として全国各地を飛び回っていました。ちなみに私(現チーフメジャラー(3代目))も当時講習を受けた一人です。